梅酒を飲んで食欲増進!!梅酒の効能はすごい

 

梅酒の効能のひとつに「食欲増進」があります。

梅酒は昔から「食前酒」としても楽しまれてきたことからわかるように、食欲増進作用は昔から知られていたことです。

では、なぜ梅酒には食欲増進させる作用があるのでしょうか?

 

梅酒の食欲増進の秘密は○○だった

食欲増進の秘密は「すっぱさ」、つまり酸味に秘密がありました。

梅酒や梅干しは、江戸時代以前から食欲増進の漢方薬として使われてきました。

当時は栄養学のようなものもありませんので、科学的には証明されていなくても、経験から食欲増進があることが知られていたということですね。

 

梅には独特の酸っぱさ(酸味)があります。

その酸味は、クエン酸、りんご酸、酒石酸、コハク酸によるものです。

 

 

クエン酸

クエン酸はレモンなどの柑橘系に多く含まれる成分です。

漢字では「枸櫞酸」と書きます。

「枸櫞」はマルブシュカンという柑橘系果物の種類で「かぶす」の一種です。

クエン酸が柑橘系に多く含まれていることから、この漢字が使われるようになりました。

 

クエン酸はいろんな効能があり、疲労回復に用いられることが有名です。

しかし、科学的にはクエン酸の効能は証明されていません。

また、痛風や便秘にも効果的だと言われています。

 

また、クエン酸はカルシウムと結合する性質がありますので、水道の蛇口やポットなどについた白い汚れにも効果的です。

食洗機の掃除にも効果的で、食洗機の説明書にはレモン汁を使うことが推奨されています。

筆者宅の食洗機もかなり白い汚れがこびれついていましたが、クエン酸パウダーを入れて掃除モードを実行したところ、びっくりするくらい綺麗になった経験があります。

 

りんご酸

りんご酸はその名の通り、りんごに多く含まれる有機酸のひとつです。

りんご酸は食品の酸味料として多く使われており、ゼリーやシャーベットにもよく使われます。

りんご酸の効能はクエン酸と同様に疲労回復に効果的と言われています。

さらに自然治癒力を高める効果もあると言われています。

 

酒石酸

あまり聞きなれない名前ですが、字から想像できるように「お酒」から抽出することができる成分です。

特にワインから多く抽出できると言われていますが、レモンや梅などの果実からも抽出することができます。

ウィスキーを扱った朝ドラの中でも登場しましたので、聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

ちなみに、朝ドラの中では戦時中の兵器として用いられていました。

 

酒石酸は「ワインのダイヤモンド」と呼ばれるように、ワインを作った樽の中に無色透明の結晶として残ります。

効能はやはりクエン酸と同様に疲労回復などのがあります。

主な用途はりんご酸と同様に酸味料として、そして、PH調整剤や膨張剤、調味料として食品添加物にも使われます。

 

意外な使われ方として、戦時中は兵器の材料としても使われてきました。

ワインから抽出した酒石酸にカリウムまたはナトリウムを化合させるとロッシェル塩ができます。

そのロッシェル塩の特性を生かして敵の潜水艦や魚雷を対処する兵器に利用されていました。

 

コハク酸

コハク酸はアサリなどの貝類のうまみ成分としても有名です。

お酒にも40種類以上の有機酸が含まれていますが、その中でもコハク酸はりんご酸と並び多く含まれています。

コハク酸には驚きの効能があり、広島大学の研究でコハク酸にがん細胞の増殖抑制作用があることが動物実験により分かっています。

 

このように、梅酒には梅由来、お酒由来の有機酸がたくさん含まれています。

これらの有機酸が消化液の分泌を活発にすることで、食欲がわいてくるということです。

 

食前酒としての魅力とは?

食前酒として楽しまれている梅酒。

食前酒は19世紀のフランスで始まったと言われています。

フランス語では「アペリティフ」と言いますが、これは「食欲をそそる」という意味ですね。

 

食前酒を飲むことで、食事がおいしく感じられると言われていますが、先ほど紹介したように食前酒を飲み、消化液を多く分泌させることで、身体に「これから食べ物を食べますよ」と教える効果があります。

おいしそうなものを見ると、ついついよだれが出てきてしまいますが、消化液が出ることでお腹が空いてくる効果と同じです。

食欲があまりなくても、消化液が分泌されることで食が進むとういことですね。

 

食前酒としては、極端にアルコール度が高いお酒や甘すぎるお酒でなければなんでもよいと言われています。

しかし、梅酒にはたくさんの有機酸が含まれており、その有機酸も食欲増進に効果的であることから、食前酒として梅酒を勧める場合が多いですね。